beipana

気になったものを調べてメモる

ビートメイカー版テラスハウス?史上初の音楽プロデューサー専門リアリティ・ショー『ハウス・オブ・ビーツ🏡』が配信開始

f:id:beipana:20190119133508j:plain(Source: 🏡House Of Beats 🎶Challenge - "IT Factor" by Maschine Masters ) 

2019年の年明けとともに、YouTubeで配信が始まった番組ビートメイカーたちのリアリティ・ショー『House Of Beats(ハウス・オブ・ビーツ)』。どんな番組なのか、エピソード3公開時点での概要を紹介します。

ハウス・オブ・ビーツについて

 
 
 
View this post on Instagram

House Of Beatsさん(@thehouseofbeats)がシェアした投稿 -

『ハウス・オブ・ビーツ』は、YouTubeで2019年1月4日からチャンネルMaschine Masters上で公開が始まった、史上初の音楽プロデューサー・ビートメイカー専門のリアリティ・ショー型の番組。毎週20分程度のエピソードが1話ずつ配信され、若い10人のプロデューサーたちがテキサス州ダラスの一つ屋根の下(スタジオ?)に集い、音楽知識やテクニック、スキルなどあらゆる試験での競い合う模様を楽しむことができます。

勝者には賞金1,000ドルとスポンサー企業からのパッケージの贈呈、そしてタリブ・クウェリとの共作の権利が与えられます。

番組ホストとスポンサー

番組ホストはプロデューサーとしてのアワード受賞歴、著者やコンテンツ・クリエイターとしても活躍するJ.Rhodes。そして番組のスポンサーにはSubpac, Rob Papen, IK Multimedia, Outputといった錚々たるソフト/ハードウェア・メーカーが付いています。

Maschine Mastersとは

『House of Beats』を放映しているMaschine Mastersは、最新のソフトやハードを駆使する若いプロデューサーたちにナレッジをシェアすることにフォーカスした音楽制作のオンライン・コミュニティです。会員になれば、Maschine, MPC, MPC Touch, Ableton、FL Studioなどに関するチュートリアル・ビデオの閲覧や、彼らが提供するハイ・クオリティのサウンド・キットを利用することもできます。

番組の内容

2019年1月19日時点の番組の概要です。誰がどういう評価をされたといったネタバレの記載はありません。

EP1, EP2:『IT Factor』チャレンジ

www.youtube.com

最初のチャレンジは『IT Factor(イット・ファクター)』。「生きるか死ぬかの状況から抜け出すためのビート」をJ.Rhodesを含む3人の審査員に聴かせるといった感じでしょうか。自分の個性やビートを彼らや視聴者に印象付ける自己紹介的なチャレンジでもあります。

見どころ

ビートを鳴らす前に、参加するプロデューサーによる「俺はBoom Bapスタイルで、好きなプロデューサーはJust Blaze。DAWはAbletonを使ってる」といったような自己紹介があります。そしてビートを聴かせた後は、3人の審査員からそれぞれフィードバックがちゃんとあり、Maschine Mastersのミッションである「知識の共有」を番組を通じて行われている点が見どころと言えます。

EP3:『808 Low End Theory』チャレンジ

www.youtube.com

最新エピソードは『IT Factor』チャレンジの振り返りを行い、今回から始まる『808 Low End Theory』チャレンジの説明とコンペの模様が。このチャレンジでは、スポンサーでもある『Subpac』が提供するバックパック型ウェラブル・低域体感ツール「Subpac」を着用して、参加者のビートのサブベースがどこまで出ているかを5点満点で各審査員が採点します。

 
 
 
View this post on Instagram

Much love to our family of creators & supporters. Big things coming in 2019… #SUBPAC _____ track: Creation ArgumeNNt by @suzianalog

SUBPACさん(@subpac)がシェアした投稿 -

サブベースとは

サブベースは、約60 Hz以下で、人間が聞くことができる最低周波数(約20 Hzと想定されています)を含む深みのある低音のことです。 この帯域に対して聴覚はあまり敏感ではないため、聴くというよりも感じることが多いと言われています。サウンドシステムやPAシステムでは、サブベースに該当するサウンドを増幅するために複数のサブウーファースピーカーが用いられることがあります。

www.independentrecording.net

見どころ

『IT Factor』チャレンジは、ビート全体の印象・構成が評価の対象でしたが、『808 Low End Theory』は、あくまでサブベースに絞ったコンペ。そのため「ビートにパンチはあるけど中域に寄りがちだ」とか「ビートはそこまで自分のタイプではないけど、サブベースはしっかり出ている」といった、審査員による異なる視点での評価を楽しめる点が見どころですね。そしてそろそろ自分のお気に入りのビートメイカーが出てくるかも。

大人4人が横一列に並んでバックパックを背負って頭を振っている様もシュールでおもしろい。

 



ビートを聴いて頭を揺らせて感想を述べる。それを繰り返す。以上。今のところちょっと地味かな…。ビートメイカー版テラスハウスと銘打ったものの、今のところ共同生活はしておりませんが、トップ画像のとおり共同作業するシーンがこれからでてきそう。延々それぞれが音楽を作るのではなく「シリアル食べたでしょ」程度でも良いのでひと悶着もあって欲しいと淡い期待も…。

www.youtube.com

個人的には『IT Factor』チャレンジでの審査員の評価の表現がとても興味深かったです。たとえば"organized chaos"とか。「目的が達成されている一方で複雑な状況」という表現らしく、優劣を付けづらい音楽の、特に印象を評するのに最適だなあと思ったり。普段接するSNSやニュースメディアではあまり触れられない表現を探すのもまた面白いかもなと思ってます。