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【はてなブログ】独自ドメイン移行後にPVの二重カウントが発覚。対処方法と「Googleタグアシスタント」について

f:id:beipana:20181023124817j:plain Photo by gdtography from Pexels

先日、はてなブログを独自ドメインに移行した際の設定によって「グーグルアナリティクスでPVが二重カウントされる」という地味な落とし穴にハマってしまいました。二重カウントの原因、原因となったGoogleタグ重複の防ぎ方についてまとめました。

はてなブログの独自ドメイン移行とその後の設定について

はてなブログでの独自ドメインの移行方法はウェブ上で多数言及されています。それらの手順に従って行えばわりと簡単に進みます。

参考にしたのはこちらの記事

www.imyme9.com

独自ドメイン移行後は、各種ツール側での設定変更が必要です。こちらも上記同様、ウェブ上で多く言及されているので、大きな問題もなく完了させることができました。
参考にしたのはこちらの記事

www.mayoinu.com

自分は、アドセンスやらアフィリエイトやらの広告を貼っているわけではないので、GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールへの設定のみを行いました。

PV二重カウントの原因=GoogleアナティクスのトラッキングIDの重複

上記の独自ドメイン移行作業の際、最後に"head"に追記した「トラッキングコード」の削除を行う必要がありました。この追記は、Googleサーチコンソールに対して「旧URL(beipana.hatenablog.com)から新URL(www.beipana.com)に移行しますよ」と伝えるための設定です。この「トラッキングコード」内に記述された「トラッキングID」がサイト内で重複しているため、PVが二重カウントされてしまった模様。

削除の方法

"「はてなブログ」の設定→詳細設定→「headに要素を追加」欄へ貼り付けたコード"を削除すればおしまいです。

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なぜ重複と見なされるのか?

既に"設定→詳細設定→解析ツール欄"(下図)に、GoogleアナリティクスのトラッキングIDが入力済みの状態にもかかわらず、更にヘッダー欄にトラッキングIDを含んだ「トラッキングコード」を記載したためです。headに記載したコードは、サーチコンソールで旧URLと新URLの引継ぎ(送信)が完了すれば削除しても問題ないようです。

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タグ重複による具体的なデメリットはあるか?

顕在的なデメリット

新しいコンテンツの公開や更新など、通常のはてなブログの運用自体には問題は生じません。ただしGoogleアナリティクス上の一部数値がおかしい状態になるのがデメリットといえます。「直帰率の大幅な下落」や「PVの二重カウント」などです。広告掲載している場合、広告ツールとGoogleアナリティクスで乖離が生じてしまいそう。

潜在的なデメリット

後述するGoogleの公式ツール「Googleタグアシスタント」がエラーと判断する状態は、長期的なSEO的観点で捉えると、なるべく避けた方がよいかなと。

 


はてなブログの独自ドメイン移行に伴うタグ設定の削除の作業自体は、上記で完了です。ここからは備忘録的に気づいた経緯を記載します。ご興味があれば引き続きどうぞ。

h2 異変に気づいた経緯

いつ気づいた?

独自ドメイン移行から3日経過して気づきました。

なぜ気づいた?

独自ドメイン移行完了後に公開したエントリーが、独自ドメイン移行直前と等しいセッション数にも拘わらずPVがやたら多かったこと、直帰率が2%未満だったことから発覚しました。

まずはPV。タグ重複後に公開した記事とその前に公開した記事の比較です。タグ重複後公開の記事の方が、セッション数は半分くらいしかないのにPVは多い。

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そしてタグ重複期間の直帰率(bounce rate)が2%になっていました。普段は70%くらいだったので明らかにおかしい状況にここで気付けました。

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直帰率とは

直帰率は、1ページしか訪問しなかったセッションの割合を示す数値です。 閲覧を行わずにユーザーがリンク先ページからウェブサイトを離れる訪問の割合です。 Googleアナリティクスは、ウェブページごとの直帰率と、ウェブサイト全体の直帰率を計算してレポート表示します。

PVが二重カウントになってないかチェックする方法

今回は「独自ドメイン移行」という作業内で貼り付けたタグが重複としてみなされ、PV二重カウントが発生しました。今後別の状況で発生しないとも言い切れないので、万が一に備えて定期的に正しく計測されているかをチェックしようと思います。今思いつく方法は以下の2通り。


方法1.『Googleアナリティクス』と『はてなブログの解析ツール』の数値を比べる

Googleアナリティクス連携したら見る価値はもはやないかも…と思っていたはてなブログ側の解析ツールですが、最初から両者のPV数の比較をしておけばすぐに気が付いたかもしれません。

こんなに違っていました。

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週1くらいでチェックしよう。

方法2.『Googleタグアシスタント』でおかしなタグがないかを確認する

今回のGoogleアナリティクスのトラッキングタグのようなGoogleのタグの状態を誰でもすぐに確認できる『Googleタグアシスタント(Google Tag Assistant)』という便利なツールあります。Googleタグアシスタントは、グーグルが提供しているChromeのアドオン(拡張機能)です。これを使用すれば、ウェブサイトに貼られているトラッキングコードに問題がないかを瞬時に確認してくれます。

Googleタグアシスタントのインストール

インストールはこちらから。

chrome.google.com

アドオンをインストールすると、ブラウザの右上に青色の「タグアシスタントのアイコン」が表示されます。 チェック項目の選択がありますが、とりあえずこのまま「Done」をクリックして問題はありません。

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サイトのタグの確認方法

デフォルトでは、Googleタグアシスタントは「スリープモード」です。使用するにはまず自分のサイトを表示させて「タグアシスタントのアイコン」をクリックし、青色の「Enable」をクリックします。

 

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「Enable」をクリックしたら、次に表示しているページを更新します。もしそのページにGoogleのタグが実装されている場合、見つかったタグの数が「タグアシスタントのアイコン」内に表示されます。

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「タグアシスタントのアイコン」をもう一度クリックすると、見つかったすべてのタグの詳細なリストが表示されます。詳細を知りたいタグをクリックすると、どのデータが渡されたのか、何が改善できるのか、何回イベントが発生したのかなどがわかります。

タグアイコンの色の意味

「タグアシスタントのアイコン」は、タグの状況い応じて赤・黄・青・緑の4つのいずれかの色で表示されます。

 

少なくとも1つのGoogleタグに大きな問題があり、できるだけ早く解決する必要があることを意味します。赤いアイコンをクリックして詳細を確認し、問題点と解決方法を確認する必要があります。

少なくとも1つのGoogleタグに軽微な問題があり、問題を解決する必要があることを意味します。そうでなければ、トラッキングの不一致が発生する可能性があります。

標準ではない実装が見つかったことを意味します。赤や黄ほど深刻ではない状態です。というかGoogleタグマネージャーを利用することでこのステータスになるパターンもあるようなので、そのままでも基本OKと思います。

タグが完全に機能していることを意味します。

 

トラッキングIDが重複した状態でGoogleタグアシスタントを使うと、以下のようにGoogleアナリティクスのタグが黄色になってました。

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で、冒頭に記載したように、はてなブログのheadからトラッキングIDを含むトラッキングタグを削除したところ、黄のタグが消えて全て青になりました。

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それにしてもやたらタグの数が多いな・・・と翌日改めて確認したところ、3つに減ってました。謎。

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それでもタグマネージャー(Google Tag manager)が重複してるのが気になりますが、はてなブログの仕様っぽいので、ユーザーはどうすることも出来なさそう。「Googleタグアシスタント」は、「Googleタグマネージャー」自体もタグとして認識します。書いてて日本語がアレになる話ですが。

Separated Property IDとは何か?

もうひとつ気になったのは、ソースに記載されている "separated_property_id": "UA-29716941-19"という自分のGoogleアナリティクスアカウントとは異なるトラッキングID。他の方のはてなブログを「Googleタグアシスタント」を使って確認したところ同じ記述と同じIDがありました。よって、これは恐らくはてな運営側が計測するためのトラッキングIDの可能性が高そう。Googleアナリティクスのヘルプの以下の説明を見るとおそらくそうなのではないかと。

Googleアナリティクスは、トラッキングコードを複数Webページにインストールして、複数のプロパティにデータを送信することができます。複数のトラッキングコードを使用すると、異なるプロパティにアクセスするユーザーが同じWebサイトのデータを参照する必要がある場合、または複数のバージョンのWebサイトを持つ場合に役立ちます。たとえば、analytics.jsの1つのインスタンスを使用してexample.comからデータを収集し、別のanalytics.jsのインスタンスでexample.co.ukからデータを収集し、3番目のanalytics.jsインスタンスを使用して両方のWebサイトでの集計データを表示します。

support.google.com

まとめ

普段仕事でアナリティクスを利用しており、PV二重カウントも経験済みだったので、タグの重複問題はそこそこ早めに気付けましたが、その際はエンジニアの方に対応いただいてたので、自分で取り除いたのは今回が初めて。それによって「Googleタグアシスタント」というツールの存在はてな運用側のGoogleタグマネージャーが設定されているという仕様に気付けたことが今回の学びっす。