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Thank You For All Your Many Lessons | EP"Windy Waves (plus - 4 beats) "リリースについて

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自分ごとの告知失礼します。8月にデジタル配信のEPをリリースしました。過去作のリワーク含め全10曲、前半6曲はスチールギター演奏などによるバレアリック・サイド、後半4曲はチル・ビート・サイドという構成です。良ければ聴いてみてください

open.spotify.com

linkco.re

今年知り合った方、ここ数年で知り合った方々、以前から一方的に知っている尊敬する音楽家の方、今年生まれた友達の赤ちゃん。

ここ3〜4ヶ月の間で、自分が4年前に出した音源について素敵な感想をいただく機会が立て続けにあったことがきっかけで、お盆の空いた時間を使ってこれまで録り溜めていた音源を整理して、デジタル配信してみました。過渡に連帯したり大げさな修飾語がなくても、自分のビジョンが伝わる人には伝わっていることにも希望を持てたので。

2015年にアルバムをリリースしたときは、周りにあわせて音源作って告知してリリパやって…みたいなあり物の商慣習のサイクルに当たり前のように乗っかってしまい、全てを自分で行いつつ、さらに周囲の同じようなサイクルにも併せていたらいつの間にか自分をかなり追い込んでいることに気づいた。自分の作品に関わった人にも迷惑をかけてしまった。

今回、改めていろいろな方から感想をいただいたり、リリースの準備を進めていて気づいたことがあった。それは、音楽を作りはじめると今も昔と変わらず夢中になれること、誰かに聴いてもらうことでしか派生しえないコミュニケーションがあること。いずれも代替できない体験で、音楽で生計を立てていない兼業音楽家・自主制作音楽家である自分のモチベーションのベースになっていると思う。

でも、たくさんの人に聴いてもらえるに越したことはないし、苦労して作ってわざわざ自ら不幸になる必要もない。その課題を、完全に独立した立場でも解決できるかもしれない可能性があることをこのブログを通じて学ぶことができたのも、身軽にリリースすることを決意できた大きな要因だった。

www.beipana.com今は、世界のインディー音楽家と同じように、自分のペースで音楽家、キュレーター、ブロガーなどひとりひとりに自分の声と音楽を届けている。今だけでなくこれから先もやり続けなければ効果も成果もないだろうし、やり続けても効果も成果もないかもしれない。

でも、今自分ができる最善の方法が存在することはもう学んだ。

今の気分にぴったりの言葉が、21世紀初頭を代表する映像作品に出てくる。

 "そう、私は学ぶのが遅い。でも、もう学んだ。たくさんの教訓をありがとう。決して忘れないでしょう。"

 

Thank you for all your many lessons. I will never forget them.

セルフ・エデュケーション・スタイルでやっていきます。

 

P.S
Spotifyが予定通り2013年頃に日本でローンチしていれば、身の丈にあった方法としてストリーミングをチョイスできて、あんな苦労はしなかったかもなと、ちょっと恨めしい気持ちで自分のCDを久々にアマゾンで覗いてみたら、なぜか値段が高騰していた。そういえばDiscogsでは全売り上げにおけるCDの比率が今年かなり増えているらしい。やはり未来は誰にも予測できない。メディアも作風も今のトレンドにオプティマイズしているだけではダメなんだろうな。とにかく"誰かがゆれるための曲を書こうぜ"っすな。

自分のCDは『雨と休日』さんなどで定価でお買い求めいただければ嬉しいです。 

shop.ameto.biz

 


 

beipana profile
コンポーザー、スティール・ギター・プレイヤー、DJ。2015年8月にデビュー7インチ『7th voyage』をJETSETよりリリース。同年11月に自主制作したデビューアルバム『Lost in Pacific』は、英国ウェブメディア『FACT』にてライターが選ぶ2016年ベスト盤に選出。